「古代の法と大王と神話」石尾芳久(木鐸社)
何が論じたいのかさっぱり要領を得ぬ。
マックス・ウェーバーがどうとか、大塚久雄がどうとか、ああ、あんたはそれか、で終わってしまう、その程度の本。畑違いといえばそれまでではある。
中途半端な寄せ集め論集。つまらん本で時間を潰してしまった。
専門は法制史らしいが、掟・しきたり・タブーと法は同列に扱えないだろ。
それを無理やり法制史上に組み込むもしくは読み込もうとするところに根本的な無理がある。
更には吉本隆△の「共同幻想論」などという誇大妄想なんぞを引っぱり出して、へえこらへえこらしてみるなんざぁ、お笑いぐさですらある。
なんまんだぶ、なんまんだぶ。
別に書かなくても良いようなものではあるが、無駄な時間を潰したという意味で腹立たしく、敢えて記す。


室温11度。曇天。




トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2009-12-29 (火) 00:00:00 (5226d)